Back to top

ご 挨 拶

総会長 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院 西村栄一

 2023年 1 月、東京国際フォーラムにて開催される第46回日本眼科手術学会学術総会の総会長を務めさせていただきます昭和大学の西村栄一です。
 この日本眼科手術学会学術総会は、私にとっては二十数年前、全国学会で初めて発表をさせていただいた眼科医のスタートとなる思い出深い学会でもあります。当時私はまだ知識・経験不足で、色々な学会に参加しても、専門用語が飛び交う講演の内容を理解するのに苦労しておりました。しかしこの手術学会は、多くの先輩方の的確で無駄のない手術を、鮮明な動画・静止画を用いて症例提示されており、眼科医になりたての私でも、百聞は一見に如かずのごとく、その画像を見ることにより、多くのことを学び得ることができました。また演者間で行われるディスカッションも熱く、自分もいつかこのような学会で壇上の先輩方のような活発なディスカッションができたら、と思っておりました。そしてこの度、このような歴史・伝統のある憧れの学会の主催をさせていただけることに、嬉しさと緊張で大変興奮しております。
 今回のテーマは「その先の光」です。これはいまだ収まらぬコロナウイルスを乗り越えた先の光、眼疾病により光を失いつつある状態から治療により取り戻した光、そして眼科医療の今後の新しい光を意味しています。私が眼科医になった四半世紀前と比べ、手術切開創は小さく、手術時間も短くなり、侵襲も格段に進化しております。しかし眼科手術の進化はこれにとどまらず、今後も輝ける未来に向かってその歩みを続けていくものと信じております。本学会が、眼科の発展のための新しい知見、知識、技術の発表、そして共有の場となることを切に願っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
 なお最後になりましたが、開催にあたりご尽力いただいております会員、代議員、理事、プログラム委員会の先生方、事務局、眼科医療業界の皆様に心より御礼を申し上げます。