ご挨拶

第40回 日本眼科手術学会学術総会
総会長 高橋 浩
日本医科大学眼科学教室 教授

このたび、第40回日本眼科手術学会学術総会を東京国際フォーラムにて開催いたします。主催は公益社団法人日本眼科手術学会となりますが、伝統ある学会の総会長を務めさせていただきますことを会員の皆様に篤く感謝いたします。

本学会は、眼科領域におきましては日本眼科学会、日本臨床眼科学会に次ぐ大規模な学会ですが、臨床の中でも特に手術に特化した学会としてユニークな存在であり、多くの眼科医にとって臨床応用力向上のための重要なスキルアップ、情報交換の場となっています。

眼科は言うまでもなく外科系診療科であり、他科の誰にも手の出せない独自の技術を身につけたスペシャルサージャンが誇りを持って仕事をしている科です。多くの人々の日常にとって最も重要とも言える視機能を守るべく、日々精進しているプロ集団の診療科です。それを支えるのは紛れもなくSkillであるということから、今回の学会メインテーマを、「見えるSkill、見えないSkill」としました。今日の眼科手術は高度に進歩した手術機器、関連器具を駆使した繊細な手技で成り立っています。その手技の中には教科書に記載すべきような標準的技法と、匠と呼ばれるにふさわしい術者が長年の経験に基づいてあるいは無意識に行っているような隠れた技法があるように思えます。また、手技以前の段階でなされている準備、患者への対応、気構えなど、重要な割に気づかれないポイントも多いことでしょう。これらを、見えるSkillと見えないSkill、として一度整理したいと考えテーマとしました。このテーマにふさわしい特別講演、特別企画、教育企画を計画しています。また、例年通り各分野のプログラム委員の皆様が企画したシンポジウム、教育セミナー等も数多く用意いたします。

久しぶりに東京で開催される日本眼科手術学会です。多くの参加者が見込まれますが、皆様の期待に応えられるよう精一杯準備する所存であります。ご支援のほどなにとぞよろしくお願い申し上げます。